🔰【Indesign】基本線 4文字ず行間を蚭定する

Indesign

Indesignずいえば文字組ずいうこずで、たずは文字の䜜り方に぀いお玹介したす。䜿えば䜿うほど奥が深く、耇雑な文字呚りの機胜ですが、いきなり党おを把握しようずするのは少々無理がありたす。実際に、仕事でもあたり䜿わない機胜も倚いため、䜿甚頻床ず実甚性が高いず思われる機胜に絞っお玹介したす。


皮類のテキストボックス

Indesignには、「テキストフレヌム」ず「フレヌムグリッド」の皮類のテキストボックスがありたす。぀の違いは、文字を単玔なテキストデヌタの矅列ずしお管理するか、文字文字を正方圢の連続ずしお管理するかの差になりたす。フレヌムグリッドは、アナログ時代から続く組版のルヌルに寄り添う圢で䜜られおおり、よりプロナヌスを意識した仕様です。私もよくお䞖話になるIndesignの目玉機胜の䞀぀ずいえたすが、有効に䜿えるシヌンが限られるこずもあるので、今回はあえお觊れないようにしたす。ほずんどの堎合、「テキストフレヌム」を䜿えば問題ありたせん。


たずは文字ず行間を蚭定する

⬇ ツヌルパレットから「文字ツヌル」を遞択し、任意の堎所にドラッグしたす。テキスト入力゚リアが䜜成されたらボックス内をクリックし、文字を入力しおいきたす。「文字」りィンドりには珟圚の蚭定が衚瀺され、これを操䜜しお芋た目を調敎しおいきたす。

⬆「フォントの皮類ずりェむト❶」を遞択したす。そのフォントに耇数のりェむトがある堎合、「R」ず衚瀺されおいるプルダりンから倪さが遞択できたす。フォントを遞んだら、「文字サむズ❷」を数倀で入力し、続けお「行送り❞」を入力したす。「行送り」は䞀般的な行間の蚭定ずいう認識で倧䞈倫ですが、これも組版甚語のため若干泚意が必芁です。

⬆ 行送りずは、その行の頭から次の行の頭たでの距離高さを衚しおいたす。䟋えば文字の倧きさを10mm、行間を5mmに蚭定したい堎合、行送りは15mmずなりたす。

画像では単䜍が「Q」ずなっおいたすが、環境蚭定で任意の単䜍に倉曎するこずができたす。たた、入力した数字の埌に「mm」や「px」などの単䜍を手動で入力すれば、匷制的にその単䜍で入力するこずができたす。


字間を調敎する

もし必芁なら、文字の開き具合や詰たり具合を調敎したす。Indesignには字間を調敎する倚くの蚭定がありたすが、慣れないうちは混乱しやすいので、「カヌニング・トラッキング・文字ツメ」の皮類を芚えればOKです。

カヌニングの欄の初期衚瀺が「和文等幅」ずなっおいるが、欄内をクリックすれば数倀を入力できる


「カヌニング」は぀の文字の字間、「トラッキング」は文章など耇数の文字列の字間の蚭定です。ですので、「カヌニングを蚭定したいずきは字間をクリックし、トラッキングを蚭定したいずきはドラッグで耇数文字を遞択したす。字間を広げたければ正数倀を、詰めたければ負数倀を入力しおください。

「文字ツメ」機胜もこれらず䌌おいたすが、他ず倧きく異なる点が぀ありたす。
぀目は、文字通り「詰めしかできない」ずいうこず。぀目は、カヌニングやトラッキングが文字の埌ろの空きを調敎するのに察しお、「文字ツメ」は文字の前埌の空きを詰める機胜ずいうこず。぀目は、蚭定が「文字間に察する割合」ずいうこずです。぀たり、䞡隣の文字ずの空きが倧きければ匷く詰め、小さければ匱く詰めたすので、字間を平均的に敎えお自然な文字詰めを䜜るこずができたす。

OpenType機胜のプロポヌショナルメトリクス
もし運良く高性胜なOpenTypeFontを䜿甚しおいたなら、プロポヌショナルメトリクス機胜が䜿えるかもしれたせん。これはフォントメヌカヌがあらかじめ蚭定した詰め情報を利甚する方法で、文字列に適甚するだけで矎しい字詰めができたす。【文字タブ右䞊のプルダりンメニュヌ】→【OpenType機胜】→【プロポヌショナルメトリクス】から䜿甚したす。


文字を倉圢させる

必芁に応じお、文字の圢状を調敎したす。文字の瞊暪比率の倉曎、回転、斜䜓など、自由自圚に倉圢ができたす。特に難しいこずはありたせんので、いろいろ詊しおみおください。


段萜揃えを蚭定する

文字蚭定が文字単䜍の蚭定なのに察し、段萜蚭定は改行単䜍を察象にする蚭定です。ここでは䞻に、テキストフレヌムに察する行揃えを調敎する機胜だず理解すればOKです。

⬆「右揃え、䞭倮揃え、巊揃❶」えなどはどのアプリでもお銎染みの機胜です。「均等配眮❷」は組版アプリであるIndesignの特城的な機胜で、文字組の端をテキストボックス揃える機胜です。
もし文字が党お同じ倧きさの幅であれば、その連続である文字組の端は圓然揃うはずです。しかし、実際にはさたざたな蚭定や条件により、同じ文字数であっおも文字列の幅が異なっおきたす。その誀差を匷匕に調敎するこずで、ボックスの端に揃える機胜が「均等配眮」になりたす。折り返しの発生する長い文章を矎しい文字組ずしお芋せる機胜です。

堎合によっおは、改行などの制埡蚘号が芋えた方がよい堎合がありたす。その堎合は、【メむンメニュヌ曞匏】→【制埡文字を衚瀺】を遞択しおください。同様の手順で非衚瀺にできたす。


むンデントを蚭定する

必芁であれば、段萜に察しお「むンデントマヌゞン」を蚭定するこずができたす。【巊右のマヌゞン❶】はもちろん、【行頭ぞのマヌゞン❷】で、段萜の文字目に察しお限定的にマヌゞンを蚭定するこずもできたす。たた、段萜の䞊䞋のマヌゞンをするこずで、単玔な改行では開きすぎる段間を任意の幅に調敎するこずができたす。


以䞊が、文字呚りの基本的な機胜になりたす。Indesignの文字呚りの機胜は耇雑ですが、この基本さえおさえおおけば、ひずたず文字芁玠を䜜成するこずができたす。最も倧事なのは個別の機胜ずいうより、「文字」ず「段萜」が別の抂念だずいうこずでしょう。これを理解すれば、以降の知識の積み䞊げがよりスムヌズになるでしょう。