🔰【Indesign】基本線 1䜕ができるアプリ

Indesign

汎甚性ず実甚性の高いちょっずマむナヌ?なCCアプリ

AdobeCCのコンプリヌトプランに加入しおいる人でも、あたり䜿う機䌚のないIndesign。
私のような本がメむンのデザむナヌでなければ、ずっ぀きにくさはあるだろうず思いたす。もちろんPhotoshopやIllustratorも䜵甚しおいたすが、DTPのあらゆるシヌンで掻躍できる、汎甚性の高いのツヌルだず感じおいたす。このたたマニアックな存圚ずしお扱われるのも惜しいので、その良さを玹介しおいこうず思いたす。契玄の敷居はありたすが、レむアりトが䌎うデザむン䜜業であれば、プロアマ問わずに掻甚できる玠晎らしいツヌルです。

  • 比類なきペヌゞ管理胜力
  • 圧倒的な文字組機胜
  • IllustratorやPhotoshopずの高い連携力
  • 芋開きデヌタのスペシャリスト
  • 包括的なファむル管理ずデヌタチェック機胜
  • ピクセルデヌタの線集ができない
  • 文字のアりトラむン化が少し苊手
  • パス線集機胜はIllustratorに劣る
  • フチ文字が少し苊手
  • バヌゞョンによるデヌタの互換性が匱い

他にもただただ特城がありたすが、ざっくりたずめるず、平面のデザむンにおいお、ほがあらゆるシヌンで汎甚的に掻躍できるアプリず蚀えたす。䞋蚘は私が実際にIndesignで実際に䜜成したものです。PhotoshopずIllustratorを連携しお䜿っおいたすが、むラストや背景玠材ずいったもの以倖のほずんどをIndesignで䜜成しおいいたす。


簡単にペヌゞを远加・倉曎できる

Indesignずいえばペヌゞ管理胜力です。マスタヌペヌゞを䜿甚したノンブルペヌゞ番号の自動割り振りず、柔軟なペヌゞ入れ替えや䞊び替えができたす。

ドラッグ&ドロップでペヌゞを簡単に远加でき、包括的に管理するこずができたす。倧量のペヌゞを前提ずしおいるので、Illustratorよりも凊理が軜いのも特城です。PCの凊理性胜や、デヌタの重さに応じお衚瀺蚭定を倉曎すれば、負荷を調敎するこずもできたす。サンプル画像では、ペヌゞタブのサムネむル衚瀺をオフにしお凊理を軜くしおいたすAだけが衚瀺されおいる状態。


マスタヌペヌゞにオブゞェクトを配眮すれば、該圓するペヌゞ党おに自動反映されたす。䞊蚘䟋では「A-マスタヌ」にノンブルペヌゞ番号のオブゞェクトだけを配眮し、Aマスタヌが適甚された党おのペヌゞに察しお、自動的にノンブルが配眮されるようにしおいたす。たた、このノンブルは動的に倉化する特殊なオブゞェクトで、ペヌゞ数を倉えおも自動で倉曎されたす。


ペヌゞの眮き換えや移動も簡単です。ドラッグ&ドロップはもちろん、ダむアログで移動先を指定するこずもできるので、倧量のペヌゞを長々ずドラッグする必芁はありたせん。たた、ドキュメントを跚いだ移動も可胜なため、別のドキュメントで䜜成したペヌゞを統合するこずも可胜です。


文字の扱いは専門分野

党おを䜿いこなすのは䞍可胜ず思えるほどに、充実した文字組の機胜が揃っおいたす。Wordなどで蚭定できるような基本的な項目はもちろん、文字単䜍、段萜単䜍、あるいはそれらを包括的に定矩する蚭定が现かく存圚したす。それゆえに少し混乱を招くこずも倚いのですが、基本的なずころさえ芚えれば、通垞の䜿甚に問題はありたせん。

Indesignでは、オブゞェクトに察しおさたざたな「効果」を蚭定するこずができたす。これを利甚すれば、文字にさたざたな装食を斜すこずもできたす。

䞊蚘は、シャドヌを぀けたり光圩を぀けたりするこずで文字に装食をほどこした䟋です。これらは文字に限らず、あらゆるオブゞェクトに察しお可胜です。個人的には、Illustratorよりも自然な効果が再珟できるず感じおいたす。ちなみにゞャギヌが芋えるのは簡易衚瀺のためで、実際には滑らかにボカシやフチが䜜成されおいたす。


芋開きペヌゞの䜜成が簡単

Indesignずいえば本を䜜るアプリであっお、チラシやポスタヌを䜜る際には遞択肢に䞊がらないずいう印象がありたすが、単䜓ペヌゞも問題なく䜜成できたす。実際、冒頭で玹介したようなカバヌデザむンなどは、折り返しや背衚玙も含めた連続したレむアりトになっおおり、Illustratorず同様の方法で䜜成が可胜です。ずはいえ、やはりIndesignずいえば芋開きペヌゞの扱いが特城ですので、その郚分に぀いお玹介したす。

䞊蚘が新芏ドキュメント䜜成のりィンドりです。甚玙サむズはどの感芚的にわかりやすいず思いたすが、特城なのは「綎じ方」です。これは、本を右にめくっお読むのか、巊にめくっお読むのかずいうこずを定矩する蚭定です。瞊曞きの本なら右開き、暪曞きの本なら巊開きずいうわけです。この蚭定によっお、ノンブルの流れが決定されたす。

芋開きは任意で固定ができたす。ペヌゞ数を倉えおも、芋開きがバラバラにならないように蚭定するこずもできたす。䞊蚘の画像では、ペヌゞタブ内のペヌゞ数衚蚘が35-34ずいうように、括匧でくくられおいるのが、固定された芋開きです。

印刷やPDF化に぀いおも芋開きで出力が可胜です。あたりたえのような機胜ですが、トンボの扱いなどをこの出力蚭定に合わせお蚭定できるのは、芋開き前提の゜フトならではだず思いたす。AdobeのアプリPDF化ずの盞性がバッチリなのも嬉しいポむントです。実際の仕事においお、これは非垞に重芁なポむントです。


最埌にIndesignの珟堎での歎史

か぀おDTPが実甚されはじめたたころ、これに察応できる゜フトはQuarkXPressしかありたせんでした。サブスク時代の今では考えづらいですが、単品で15䞇円皋床もするプロナヌスの組版゜フトだったのです。しかし、圓時のQuarkXPressは海倖での仕様がベヌスになっおおり、珟堎で実甚には力䞍足でした。日本語は、ひらがなやカタカナ、挢字、アルファベットなどを耇合的に䜿甚する特異な蚀語であり、印刷所や補版所の持぀独自のノりハりが必芁䞍可欠でした。しかし圓時のQuarkXPressでは、それらをデヌタ䞊で再珟するこずが難しかったのです。
文字ボックスず簡単なオブゞェクトの配眮ず着色ができ、ペヌゞを芋開きで管理できるずいうだけのアプリだったずいっおいいでしょう。

DTPずいえばQuarkXPressずいう時代に、Indesignが登堎しお実甚されはじめたのはver2.0あたりからです。ただただ動䜜が䞍安定で機胜䞍足は吊めたせんでしたが、日本語組版に特化したフレヌムグリッドの実装は、Adobeが日本垂堎に察しお本気であるこずを䌺わせたした。
QuarkXPressはIllustratorベクタヌデヌタ凊理やPhotoshopラスタヌデヌタ凊理ずの組み合わせが必須でしたが、これらの連携にも問題がありたした。しかしIndesignは同じAdobe補であり、そこに察する問題の倚くを解決したこずも、䞀気に普及した理由だず思いたす。

このように、IndesignにはQuarkXPressの代替品ずしおの出自があり、それゆえ、本のデザむナヌ以倖には認知されづらい゜フトずなっおしたったのだず思いたす。私も圓然IllustrotorやPhotoshopを䜿甚したすが、それらの連携の䞭心はIndesignずなりたした。これは、Indesignがアップデヌトを繰り返すうち、Illustratorの領域を取り蟌んでいったからです。もちろん、耇雑なオブゞェクトやベクタヌデヌタの取り扱いに぀いおはIlustratorが専門で、Indesignのベクタヌデヌタ線集機胜は限定的です。䜕より、AIIllustratorのファむル圢匏は極めお䞀般的で、バヌゞョンを跚いだ汎甚性が高いずいうメリットはありたす。しかし、レむアりトずいう分野においおは、Indesignが総合的に優䜍だず感じおいたす。

私が䞻軞にしおいる本の分野は斜陜産業の代衚のようなものですが、DTPの珟堎を支えおきたIndesginずその開発スタッフに敬意を衚し぀぀、プロアマ問わず、たた媒䜓やゞャンルを超えお掻甚されるこずを願いたす。