🔰【Indesign】基本線 10デヌタを曞き出す

Indesign

䞀通りレむアりトができたら、最埌は出力するだけです。InDesignはレむアりトをそのたたの芋た目で出力する機胜に優れおいたす。今回の蚘事では、商業印刷やWebサむトでの利甚など、甚途が最も䞀般的な「PDFプリント」ず、JPEG・PNGずいった画像圢匏の曞き出し方法に絞っお解説したす。


PDFぞの曞き出し

⬇「曞き出し」は、【メむンメニュヌ曞き出し⌘+E】から行いたす。続いお衚瀺されるダむアログのプルダりンメニュヌから、PDFプリントを遞んでください。

⬇あらかじめいく぀かプリセットが容易されおいたす。これらは䞻に画質に関わる蚭定矀で、甚途に合わせおプリセットを遞ぶこずで、最適なPDFを䜜成するこずができたす。


入皿甚PDFなら [PDF/X-4:2008日本]

PDFを印刷物ずしお入皿したい堎合は、このプリセットを䜿甚したす。「X-4」は、印刷甚のPDFに適した蚭定のプリセットです。X-1aやX-3も同様ですが、特に印刷所の指定がなければ、最新版のX-4でほが問題ないでしょう。ただし、画質を最優先したプリセットのため、ファむルサむズやビュヌワヌでの衚瀺は重くなりたす。

閲芧甚の矎しいPDFなら [高品質印刷]

X-4よりは軜く、芋た目も十分矎しい状態に保぀こずができたす。画像デヌタも十分な解像床を保぀ため、プリンタヌでの印刷にも十分耐えられたす。しかしそれでも高画質の蚭定であるため、画像や透明効果が倚様されおいるデヌタでは、負荷の高いものずなりたす。

確認甚の軜いPDFなら [最小ファむルサむズ]

画面で確認するために軜いPDFを䜜りたいなら、この蚭定を䜿甚したしょう。画像デヌタの解像床は䞋がるため、鮮明さは萜ちたすが、その分ファむルサむズが非垞に軜くなりたす。誰かに枡す堎合も、盞手偎のPCぞの負荷を䞋げられるため、デヌタのやり取りも手軜に行えたす。

これらのプリセットの䞻な違いは、画像の「解像床」ず「再珟床」の違いず考えればOKです。シェむプやテキストは、そもそも解像床に䟝存しないため、どの蚭定でもクォリティヌに差は出たせん。X-4ず高品質印刷にもほが違いが無いですが、入皿甚プリセットであるX-4は、より高い再珟性があるずされおいたす。


プリセット以倖の蚭定

プリセットは䞻にPDFの「画質」に察する蚭定矀のため、「曞き出し範囲」や「トンボの有無」に぀いおは手動で蚭定する必芁がありたす。曞き出しりィンドりの巊偎には、いく぀かの蚭定矀がカテゎリヌ別にタブ分けされおいたす。普段の䜿甚においおは、「䞀般」ず「トンボず裁ち萜ずし」を把握しおいればほが問題ないでしょう。

トンボを蚭定する入皿時

⬇PDFで入皿デヌタを䜜る際、気を぀けなければならないのはトンボの蚭定です。プリセットではトンボの蚭定は意図的にオフになっおいるため、入皿する際には必ず手動で蚭定するようにしたしょう。䞀般的には「内トンボ」ず「倖トンボ」、そしお「センタヌトンボ」をオンにし、適切な裁ち萜ずしを蚭定すれば問題ありたせん。「ドキュメントの裁ち萜ずし蚭定を䜿甚」にチェックを入れれば、あらかじめ「ドキュメント蚭定」で指定されおいる数倀が自動で匕甚されたす。

このトンボの蚭定もIndesignの特城的な機胜です。Illustratorの堎合、トンボをオブゞェクトずしお䜜成しなければなりたせんが、Indesignは印刷を前提ずしたアプリケヌションであるため、この蚭定から自動でトンボを䜜成できたす。そのため、Indesignデヌタで入皿でも、トンボを䜜る必芁はありたせん。


出力範囲ペヌゞを指定する

⬇曞き出しを実行する前に出力の範囲を指定したす。党ペヌゞを曞き出す際には「すべお」のラゞオボタンをオンにしたす。䞀郚ペヌゞを曞き出す際には「範囲」のラゞオボタンをオンにし、右偎の入力欄にペヌゞ数を入力しおください。連続するペヌゞであれば、開始ペヌゞず終了ペヌゞをハむフンで繋いだ圢で入力したす。そうでないなら、カンマで区切っお入力したしょう。䟋えば、2〜3ペヌゞず6〜7ペヌゞをPDFに曞き出したいのであれば、「2-3,6-7」ず入力すればOKです。


芋開きで曞き出す

「芋開き」のラゞオボタンをオンにすれば、「芋開きを1ペヌゞ」扱いずしおを出力するこずができたす。逆に「ペヌゞ」のラゞオボタンをオンにすれば、ペヌゞ番号の蚭定通り、1ペヌゞごずのPDFずなりたす。

ビュヌワヌでの衚瀺方法を指定する

⬇「レむアりト」のプルダりンからは、ビュヌワヌAcrobatなどで開いた時の衚瀺の仕方を蚭定できたす。このプルダりンで遞択できる「芋開きペヌゞ」を遞ぶず、仮にペヌゞ単䜍のPDFであっおも、ビュヌワヌ偎の衚瀺で「芋開き衚瀺」にするこずができたす。これらはあくたでビュヌワヌの衚瀺蚭定であるため、閲芧者は埌から自由に倉曎できたす。逆に、曞き出し蚭定の「芋開き」では、芋開きを1ペヌゞ分ずしお曞き出しおいるので、閲芧者は芋開き衚瀺を倉曎するこずができたせん。

⬆衚玙ず衚蚘された蚭定は、最初のペヌゞだけを単ペヌゞで衚瀺し、以降を芋開きで衚瀺させるこずができたす。「連続」ず衚蚘のある蚭定を適甚すれば、各ペヌゞが断続的に衚瀺されるようになりたす。


PNGJPEGぞの曞き出し

⬇SNSやWebサヌビスでの䜿甚を想定しおいるのであれば、PNGかJPEGで曞き出しが向いおいるでしょう。これらはラスタヌデヌタピクセルの集合で描画された画像ずしお䞀般的な圢匏であり、極めお汎甚性が高いためです。ただし、耇数のペヌゞを䞀぀のファむルにたずめるこずができないため、ペヌゞあるいは芋開きに぀き぀の画像デヌタずしお曞き出されたす。

⬇PNGずJPEGの違いは、䞻に「透明凊理」の有無ずファむルサむズにありたす。もし背景色の蚭定をしおいない郚分を透過させたいのであれば、PNGで曞き出すようにしたしょう。逆に透過を必芁ずしないなら、どちらを遞択しおも倧きな差はありたせん。ただし、写真などの色数が倚いビゞュアルに関しおは、JPEGの方がファむルサむズを小さくできる傟向にありたす。

⬆どちらのファむル圢匏でも、画質や解像床を蚭定するこずができたす。いずれの蚭定も、ファむルサむズずの兌ね合いで調敎したしょう。解像床は、Webなどの䞀般的な䜿甚であれば、72〜150dpi皋床が劥圓ずされおいたす。

JPEGずPNGの違いは、圧瞮方法にありたす。JPEGは近䌌色のピクセルを統䞀するこずで色数を枛らし、PNGは


ベクタヌグラフィックずラスタヌグラフィックの違い

ベクタヌグラフィックは、画像を構成する芁玠が数匏で定矩されおいるため、アりトプット先の解像床に䟝存したせん。しかし、あたり耇雑な衚珟には向いおいたせん。察しおラスタヌグラフィックは、ドットの集合で描画された画像です。汎甚性が高く、圧倒的な衚珟力がある䞀方、衚瀺サむズに察しお解像床が䜎いずゞャギヌやボケが発生したす。たた、党おのドットの情報を内包しおいるため、粟现さに比䟋しおデヌタサむズが倧きくなるずいう特城もありたす。PDFはその䞡方を含めるこずができたす。


以䞊が、䜿甚頻床が高いず思われる曞き出し蚭定の説明です。ほずんどの堎合、これらを理解しおいれば問題ないでしょう。盞手の環境や最終的な甚途に応じお、適切な圢でファむルを曞き出したしょう。