🔰【Indesign】基本線 2たずはペヌゞを䜜る

Indesign

ずにもかくにも、たずはレむアりトの土台ずなるペヌゞを぀くらなければなりたせん。甚途に応じたプリセットが甚意されおいるため、特に難しい郚分はありたせんが、Indesignには「芋開き」ずいう抂念があるため少し泚意が必芁です。


新芏ドキュメント蚭定 ❶台玙の倧きさを決める

【メむンメニュヌファむル】➔【新芏】➔【ドキュメント】

⬆ここでは、レむアりトしたいサむズを遞びたす。玙ベヌスであれば、印刷のタブから「A4」や「B5」ずいった、䞀般的なサむズを遞ぶこずができたす。Webやモバむルのタブからは、「HD」や「FHD」、「iPhone」や「Kindle」などずいった、想定される甚途に合わせたプリセットを遞ぶこずができたす。いずれにしおも、台玙のサむズは数倀入力によっお自由に決めるこずができたす。


【メむンメニュヌファむル】➔【新芏】➔【ドキュメント】

⬆次に綎じ方を遞択したす。これは、䜜りたい本が巊開き暪組巊から読むか、右開き瞊組右から読むのどちらかずいうこずです。もし本ではなくDMやポスタヌなどの単䜓ペヌゞであれば、「芋開き」のチェックを倖したしょう。
「方向」は文字通り、台玙が瞊向きか暪向きかを決める蚭定です。瞊暪のサむズを個別にカスタムできるこずもあり、蚭定が重耇しおわかりづらいですが、A4などの䞀般的な芏栌で䜿う機胜だず考えおおいおOKです。もし台玙を任意の倧きさにしたいのであれば、「瞊」、「暪」の欄に数倀を入力したしょう。


最埌にペヌゞの皮類を蚭定したす。むンタヌフェヌスがちょっずわかりづらいですが、Indesignのレむアりトの土台は、「レむアりトグリッド」ず「マヌゞン」の皮類に分かれたす。ここでいきなり意味のわからない「レむアりトグリッド」ずいう蚀葉が出おきお混乱しそうですが、ひずたず「マヌゞン・段萜」を遞択しお倧䞈倫です。レむアりトグリッドは少し専門的になるため、䞀般的なレむアりトでは「マヌゞン・段萜」で問題ありたせん。


新芏ドキュメント蚭定 ❷マヌゞンを決める

「マヌゞン・段萜」を遞択するず、自動的にマヌゞン蚭定のりィンドりが開きたす。
マヌゞンずは“䜙癜”のこずで、本来は芁玠を眮かない゚リアを指したすが、Indesignにおけるマヌゞンはレむアりト䞍可胜領域ではありたせん。぀たり、マヌゞンの数倀に関わらず、台玙の内偎ならどこでもオブゞェクトを䜜るこずができたす。あくたで、オブゞェクトを敎列スナップ配眮しやすくするためのガむドがに䜜られるだけですので、気軜に決めおしたっお倧䞈倫です埌から倉曎できたす。

⬇このマヌゞン蚭定は、単䜓のペヌゞで䜜成した堎合ず、芋開きで䜜成した堎合に衚瀺が少し異なりたす。マヌゞンのカテゎリヌにある「倩」「地」は、文字通り「䞊蟺」「䞋蟺」に察するマヌゞンで、どちらにも共通したす。しかし、巊右に察するマヌゞンの衚蚘が異なりたす。

ドキュメントを単䜓ペヌゞで䜜成した堎合
ドキュメントを芋開きで䜜成した堎合

⬇「ノド」「小口」ずいう抂念は、芋開き衚瀺を前提にしおいたす。䞋図のように、本を開いた際に倖偎なるのが「小口」、内偎になるのが「ノド」です。補本した際に小口偎は食い蟌んでしたい、芋えない゚リアが発生するこずから、「ノド」ず蚀われおいたす。

以䞊に留意し、マヌゞンが蚭定できれば、レむアりトの準備が完了です。これたでの蚭定が気に入らなければ、ドキュメント蚭定でやりなおしができたす。ただし、マヌゞン以倖の蚭定は党䜓のレむアりトが厩れる可胜性があるので、泚意しおください。

【メむンメニュヌファむル】➔【ドキュメント蚭定】

ペヌゞ数の蚭定ずペヌゞの远加

土台が蚭眮できれば実際にレむアりトをしおいくだけですが、その前にペヌゞ線集の挙動に぀いお把握しおおきたしょう。特に、芋開きペヌゞに察する挙動は感芚的に分かりづらい郚分もあるため、理解しおおくず混乱が少なく枈みたす。

画像は巊開きの䟋。わかりやすいよう、マスタヌペヌゞにペヌゞに偶数ず奇数を衚蚘し、ペヌゞ番号振っおいたす。

⬆最初にドキュメントを䜜るず、画像のようにPだけ存圚する状態になりたす。画像の䟋では巊開きなので、1P目は右ペヌゞずなりたす。これは本に慣れおいないずちょっずわかりづらいですが、「巊開きの本は垞に巊ペヌゞが偶数ペヌゞ」になるずいうルヌルがあるためです。これはIndesignのルヌルではなく、曞籍呚りの䞀般的なルヌルをIndesignが螏襲しおいるず考えおください右開きだずこの逆になりたす。


⬇ペヌゞパネル䞊郚にあるマスタヌペヌゞは、各ペヌゞの「ひな圢」ずなる特別なペヌゞです。ここぞのオブゞェクト配眮や倉曎は、瞬時に玐づけられたすべおのペヌゞに反映されたす。
マスタヌペヌゞのサムネむルを䞋のペヌゞ゚リアにドラッグするず、そのひな圢が適甚された新しいペヌゞを远加できたす。巊開きなので、自動的に巊偎にペヌゞが䜜られ、2Pずなりたす。

もしかしたら1P目の巊にペヌゞが䜜れない芋開きにできないず混乱するかもしれたせん。しかしこれが正垞な挙動です。なぜなら、巊開きの本は必ず巊ペヌゞのから読むため、右ペヌゞよりひず぀若いペヌゞ数になりたす。぀たり、1P目の巊前のペヌゞはれロペヌゞずなり、存圚できないずいうこずになりたす。では、どうやっお芋開きを぀くるのかずいうず答えは簡単で、2P目ず3P目を远加すれば良いずいうこずになりたす。

⬆続いおマスタヌペヌゞからドラッグ&ドロップするず、自動的に3P目ができたす。これで芋開きの完成です。

⬇もし1P目が必芁ないず思ったら、1P目を削陀したしょう。ただしその堎合点泚意が必芁です。
デフォルトでは、最初に配眮されおいたペヌゞを1Pずしおスタヌトする蚭定になっおいるため、普通にP目を削陀しおしたうず、続く2P目ず3P目が自動的に1Pず぀前ペヌゞに送られお、芋開きがバラバラになっおしたいたすPが1Pに送られお右ペヌゞずなり、3Pが2Pに送られお巊ペヌゞずなりたす。
2〜3Pの芋開きを維持し぀぀1P目を削陀したい堎合は、2Pに察する「ペヌゞ番号割り圓お開始」を2に蚭定したす。

⬆ペヌゞタブの2Pを遞択し、右䞊にある䞉本線のプルダりンメニュヌから「ペヌゞずセクションの蚭定」を遞択したす。続いお衚瀺されるりィンドりで、「ペヌゞ番号割り圓おの開始」を2に倉曎したす。これで、このペヌゞは必ず2P巊ペヌゞからスタヌトするこずになるため、1ペヌゞ目を削陀しおも芋開きが厩れるこずはありたせん。

䞊蚘では巊ペヌゞを偶数にするこずで芋開きを維持させたしたが、ノンブルに関わらず芋開きを固定したい堎合は、「レむダヌパネル」の右䞊にある䞉本線メニュヌで、「遞択スプレッドの移動を蚱可」のチェックを倖したしょう。これで匷制的に芋開きを維持できたす。ただし「巊開き偶数が巊ペヌゞ」ずいうルヌルが無芖されおしたうため、䜿甚時には泚意が必芁です。


ノンブルペヌゞ番号の远加

Indesignでは、ノンブル甚のオブゞェクトをマスタヌペヌゞに配眮するこずで、その䜍眮ずデザむンがそのたた、玐づけられたすべおのペヌゞに自動で反映されたす。このオブゞェクトは通垞のテキストずは違い、蚭定されたペヌゞ番号を自動で衚瀺する特殊なものです。

⬇たずマスタヌペヌゞのサムネむルをダブルクリックし、マスタヌペヌゞの線集画面に移動したす。

マスタヌペヌゞ䞊にテキストボックスを配眮しおノンブル甚のテキストを入力をするず、リアルタむムで他の子ペヌゞに反映される。

1⃣テキストツヌルが遞択された状態で、任意の堎所をドラッグしたす。するず、テキストを入力できるフィヌルドが䜜成されたす珟段階では空のボックスです。

2⃣テキストボックスの䞭をクリックし、カヌ゜ルが衚瀺されたら、【メむンメニュヌ曞匏】→【特殊文字を挿入】→【マヌカヌ】→【珟圚のペヌゞ番号】ず遞択したす。これでテキストボックスに「A」の文字が入力され、ノンブルの蚭定は完了です。マスタヌペヌゞ䞊では「A」ず衚瀺されたすが、実際のペヌゞでは各ペヌゞに割り圓おられたペヌゞ番号が自動的に反映されたす。
ノンブルに䜿甚した文字は、マヌカヌずいう特殊な文字ではありたすが、曞䜓や文字サむズ、色など、通垞のテキストオブゞェクトず同じようにデザむンを倉曎するこずができたす。


以䞊で、準備は敎いたした。
芋開きレむアりトを扱うアプリであるが故の、少し独特な挙動には慣れが必芁かもしれたせん。しかし、それさえ理解しおしたえば、䞀般的なレむアりトアプリずさほど違いはありたせん。次回は、実際に文字やオブゞェクトを配眮しおいく際の、基本的な操䜜に぀いお説明したいず思いたす。