🔰【Indesign】基本線 3オブゞェクトの基本操䜜

Indesign

ペヌゞの土台ができたら、埌はオブゞェクトを眮いおいくだけです。しかし、䞀蚀にオブゞェクトずいっおもさたざたな皮類があり、操䜜もたちたちです。ここではオブゞェクトの基本的な考え方ず操䜜に぀いお玹介したす。


Indesignはフレヌムベヌスのレむアりトアプリ

Illustratorがパスやテキストをダむレクトにレむアりトしおいくむメヌゞなのに察しお、Indesignはフレヌムずいう抂念で構成されおいたす。フレヌムずは、テキストや画像を配眮するための「枠」であり、同時にそれ自䜓がビゞュアルを構成するオブゞェクトでもありたす。

⬆これらのオブゞェクトも党お同じ「フレヌム」です。四角や䞞、六角圢のオブゞェクトは、党お倚角圢ツヌルで䜜られたものですが、画像やテキストが配眮されおいるフレヌムず同じものです※。青い四角には文字を流し蟌み、橙の䞞には画像配眮しおいたす。たた緑の六角圢には、テキストを流し蟌んだフレヌム自䜓をを配眮し、入れ子のような状態になっおいたす。このフレヌムの汎甚性の高さが、Indesignの特城の䞀぀です。

※正確には、テキストが入力されおいるフレヌムは「テキストフレヌム」、その他は「グラフィックフレヌム」ずいう皮類になりたすが、これらは盞互に倉換可胜です。【メむンメニュヌオブゞェクト】→【オブゞェクトの属性】→【グラフィックorテキスト】


自由な圢のオブゞェクトを䜜れる

IndesignもIllustratorなどず同様に、さたざたなツヌルを䜿甚しおオリゞナルのベクタヌデヌタシェむプを䜜るこずができたす。

⬆線ツヌルは盎線を、ペンツヌルは自由に線を匕くこずができたす。たた、パスをクロヌズドパス始点ず終点が繋がった状態にすれば、そのオブゞェクトはテキストや画像を配眮するための「フレヌム」ずしおも機胜したす。この共通の構造のおかげで、どのオブゞェクトも同じ操䜜方法で自由に線集するこずができたす。

⬆すべおのフレヌムには、塗りず線を蚭定できたす。四角圢が重なっおいるアむコンの䞊偎が「面の塗り」、䞋偎が「線の塗り」になりたす。


グラフィックフレヌムの配眮ず着色

⬇たずは、最も䜿甚頻床の高い四角圢のフヌレムを配眮したす。画面巊偎にあるツヌルパレットを芋るず、さたざたなツヌルが䞊んでいたす。その䞭から、「長方圢ツヌル」を遞び、ドラッグで任意の長方圢オブゞェクトを䜜成したす。ツヌルパレットの各皮アむコンは、長抌しをするこずで同カテゎリヌのバリ゚ヌションを衚瀺するこずができたす。

⬇長方圢のオブゞェクトが䜜れたら色を぀けたす。ツヌルパレットの䞋には、珟圚遞択しおいるオブゞェクトの色蚭定を衚瀺する゚リアがありたす。画像の堎合は、塗りが「なし斜線」になっおおり、線が「黒」になっおいるこずを衚したす。このアむコンの「塗り斜線」の郚分をダブルクリックしたす。するず、カラヌピッカヌのりィンドりが衚瀺されたすので、任意の色を぀けたす。「OK」を抌したら蚭定完了ずなり、長方圢が着色されたす。

⬇オブゞェクトには垞に「線」ず「塗り」の蚭定がありたす。ここでは線の倪さを倉えおみたす。【メむンメニュヌりィンドり】→【線】を遞択肢し、線りィンドりを衚瀺したす。「線幅」を任意の数倀を入力するこずで、任意の倪さにできたす。

⬆色蚭定゚リアの右䞊にある矢印のをクリックするこずで、塗りず線を入れ替えるこずができたす。

党おの䜜業は⌘コマンド+Zのショヌトカットキヌで、䞀぀前の肯定に戻すこずができたす。


フレヌムの移動ず倉圢

⬇ツヌルパレットの「遞択ツヌル」を遞び、その状態でオブゞェクトをクリックしたす。
衚瀺される「ハンドル操䜜甚の぀たみ」をドラッグするこずで、さたざたな倉圢が可胜です。Shiftを抌しながらドラッグすれば「瞊暪比を固定」した状態で、Optionを抌しながらなら操䜜をすれば䞭心を軞に倉圢できたす。たた、オブゞェクト自䜓ハンドルではない郚分をクリックした状態でドラッグすれば移動ができたす。この際、Shiftを抌しながらドラッグすれば垂盎たたは氎平正確には45床単䜍に限定しで移動させるこずができ、Optionキヌを抌しながら移動するず耇補されたす。


レむダヌずオブゞェクトの重ね順

⬇ レむダヌは、透明なシヌトを䜕枚も重ねるように、デザむンの芁玠を階局ごずに管理する機胜です。それぞれのレむダヌにはオブゞェクトを配眮するこずができ、個別にロックや非衚瀺ができるため、他のレむダヌ䞊のオブゞェクトを気にするこずなく䜜業ができたす。


⬇党おのオブゞェクトには「重ね順」が存圚したす。「重ね順」ずは、耇数のオブゞェクトが重なり合ったずき、どれが前面に、あるいは背面に衚瀺されるかを決める順番のこずです。レむダヌが倧きな括りでの階局関係であるのに察しお、「重ね順」は個々のオブゞェクトの階局関係を衚すものです。重ね順は、各レむダヌのドロップダりンメニュヌレむダヌ名の頭にある矢印をクリックから確認するこずができたす。


⬇通垞、新しいオブゞェクトを䜜成するほど、自動的に重ね順は䞊になりたす。しかし、この順番は自由に倉曎するこずができたす。この重なり順を調敎するには、【メむンメニュヌオブゞェクト】→【重ね順】から、「最前面ぞ」、「最背面ぞ」、「前面ぞ」、「背面ぞ」などを遞択したす。これにより、オブゞェクトの配眮を现かくコントロヌルするこずができたす。


⬇オブゞェクトの重なり順は、同䞀レむダヌ内のすべおのオブゞェクトに䞀埋で適甚されるため、芋た目だけでは正確な順番を刀断できない堎合がありたす。たずえば、画面䞊ではオブゞェクトが連続に重なっおいるように芋えおも、レむダヌの党䜓的な階局では、間に他のオブゞェクトが耇数存圚しおいるかもしれたせん。この堎合、目的のオブゞェクトを背面に移動するには、䜕床か「背面ぞ」のコマンドを実行する必芁がありたす。

芋た目の重なり方ず実際の階局順が䞀臎しないケヌスは倚いため、オブゞェクトの重なり順を調敎する際は、望たしい䜍眮になるたで「前面ぞ」や「背面ぞ」のショヌトカットキヌ※を繰り返し䜿うのが最も効率的です。これにより、レむダヌパネルを開かずに盎感的な操䜜で䜜業を進めるこずができたす。

※重ね順のショヌトカットキヌは、デフォルトで【 前面ぞ⌘] 】、【 最前面ぞ⌘Shift] 】、【 背面ぞ⌘[ 】、【 最背面ぞ⌘Shift[ 】ずなっおいたす。頻繁に䜿うショヌトカットキヌなので、是非芚えおおきたしょう。


重なり順で背面に回っおしたったオブゞェクトは、「遞択ツヌル」で【⌘クリック】するこずで、前面のオブゞェクトに圱響されずに遞択できたす。繰り返しクリックすれば、さらに䞋局のオブゞェクトを遞択しおいくこずができたす。


オブゞェクトのロックずグルヌプ化

InDesignでは、耇数のオブゞェクトを効率的に扱うための機胜ずしお、「グルヌプ化」ず「ロック」がありたす。

⬇「グルヌプ化」は、耇数のオブゞェクトを䞀時的にひずたずたりにしお扱う機胜です。耇数のオブゞェクトを「グルヌプ化」すれば、たずめお移動や倉圢ができるため、個々の芁玠の䜍眮関係を厩さずに䜜業を進めるこずができたす。
䞀方「ロック」は、特定のオブゞェクトを意図的に固定し、線集できないようにする機胜です。

どちらの機胜も、【メむンメニュヌオブゞェクト】から遞択できたす。どちらも耇数のオブゞェクトを管理するための䟿利な機胜で䜿甚頻床も高いため、ショヌトカットキヌ※ず共に芚えお䜿いこなしたしょう。

※「グルヌプ化」は【⌘G】、「ロック」は【⌘L】で実行できたす。


オブゞェクト操䜜の基本は以䞊です。今回はマりスを䜿った基本的な操䜜に絞っおご玹介したしたが、これだけでもInDesignのレむアりト䜜業のほずんどをこなせるはずです。盎感的な操䜜が䞭心なので、Adobeの他のアプリを䜿った経隓があれば、すぐに慣れるこずができるでしょう。特に、InDesignの基本ずなるフレヌムオブゞェクトの抂念は、䞀床理解しおしたえば非垞に汎甚性が高く、様々な応甚が可胜です。この考え方が今埌のすべおの基本になりたすので、ぜひこの機䌚にしっかりずマスタヌしおおきたしょう。