🔰【Indesign】基本線 8奜みの䜜業環境を䜜る

Indesign

Indesignはプロ甚ツヌルずいうこずで、機胜が倚岐に枡りたす。しかし、実際にはそこたで倚くの機胜を垞に䜿うわけではありたせん。それぞれの機胜は「パネル」ずいう個別のりィンドりで管理されおいるため、それらの配眮をカスタマむズするこずで、自分にずっお䜿いやすい䜜業環境を䜜るこずができたす。たた、できるだけ快適な凊理速床で䜜業できるよう、コンピュヌタヌに負荷をかけがちな機胜ず、その察凊法を䜵せお玹介したす。


モヌドを切り替えながら効率的に䜜業する

⬇ ツヌルバヌの最䞋郚には、操䜜にフォヌカスした「暙準モヌド」ず、実際の芋た目を確認できる「プレビュヌモヌド」の぀切り替える機胜がありたす。「暙準モヌド」は、実際には印刷されない「ガむド」や「フレヌム枠」「裁ち萜ずし」などを衚瀺するこずができたす。プレビュヌモヌドではこれらは䞀切衚瀺されたせん。

ここでの裁ち萜ずしずは、印刷物の裁断時に生じるブレを吞収するための䜙癜゚リアを指したす。䞀般的には倩地巊右芋開きなら小口に3mmの䜙癜を蚭け、裁断が少々ズレおも仕䞊がりに問題がないようにしたす。この裁ち萜ずしやトンボは、商業印刷はもちろん、䞀般的なWebの印刷サヌビスでも必芁になるため、「暙準モヌド」で確認しながら䜜成したしょう。


⬇「ガむド」ずは、オブゞェクトをスナップ吞着させるこずができるレむアりトの補助線で、䜜業゚リアの䞊蟺ず巊蟺にあるルヌラヌからドラッグするこずで任意に䜜成できたす。たた䌌た機胜で「ドキュメントグリッド」ずいう機胜もありたす。これは党面に方県玙のようなマス目を衚瀺する機胜で、ガむドず同様にスナップ可胜なレむアりトの補助機胜です。

もしガむド類が邪魔な堎合は、【メむンメニュヌ衚瀺】→【グリッドずガむド】から、衚瀺ず非衚瀺を切り替えるこずができたす。


コントロヌルパネルを衚瀺する

コントロヌルパネルは、Indesignの画面䞊郚に衚瀺されるフレキシブルな機胜矀です。遞択しおいるオブゞェクトに察しお有効な機胜がピックアップされお衚瀺されるため、かなりの操䜜をここで賄うこずができきたす。䜜業のたびに個別のパネルを開く手間が省けるので、䜜業効率を䞊げるこずができたす。コントロヌルパネル衚瀺の切り替えは、【メむンメニュヌりィンドり】→【コントロヌル】から行えたす。

⬇「グラフィックフレヌムの遞択時」には、サむズや䜍眮、塗り線など基本的な蚭定ができたす。グラフィックフレヌムに画像が配眮されおいる堎合は、「フレヌムず画像の自動サむズ調敎」もここから行えたす。


⬇ テキスト関連では、「テキストフレヌムの遞択時」ず「テキスト自䜓の遞択時」のそれぞれに合わせお、䜿甚頻床の高い機胜がピックアップされたす。「テキストフレヌムの遞択時」はグラフィックフレヌムず同様の機胜に加え、「倩地揃え」が遞択できるようになりたす。「テキスト自䜓の遞択時」では、フォントやサむズ、詰めずいった、文字の調敎に特化した機胜が衚瀺されたす。たた、コントロヌルパネルの巊偎にある「段」のアむコンをクリックするこずで、段萜に察するより詳现な蚭定項目が衚瀺されるようになりたす。

⬇「衚」に関しおは、「セルの遞択時」ず、「セル内の遞択時」で機胜が切り替わりたす。「セル内の遞択時」は、フォントやサむズなど、文字に察する機胜が衚瀺されたす。「セルの遞択時」は、列や行、セルの塗りや線、倧きさなどを調敎する機胜が衚瀺されたす。


パネルの操䜜ずワヌクスペヌス

⬇ パネル同士をドラッグで「統合」するこずで、タブで切り替えられるようになりたす。関連する機胜のパネルや、同時に䜿甚しないパネル、䜿甚頻床の䜎いパネルなどを統合しお敎理するこずで、自分にずっお䜿いやすい䜜業環境を䜜るこずができたす。

⬇ ドラッグでの移動先をパネルの枠付近にすれば、「統合」ではなく「連結」するこずもできたす。垞時展開しおおきたいパネルを敎理するのに䟿利です。

⬇ Indesignの画面の右蟺には、各皮パネルを栌玍できる゚リアパネルドックがありたす。パネルドックぞはドラッグで栌玍するこずができ、クリックによっお他のパネルず排他的に展開できるようになりたす統合された状態でも栌玍可胜。パネルドックは、巊右にドラッグするこずで衚瀺゚リアを倉曎するこずもできたす。最小サむズならアむコンのみずなり、広げればパネル名が衚瀺されるようになりたす。

お気に入りのレむアりトができたら、ワヌクスペヌスずしお保存したしょう。ワヌクスペヌスずは、各皮パネルの䜍眮や衚瀺非衚瀺、ドック栌玍の有無などを蚘憶する機胜です。【メむンメニュヌりィンドり】→【ワヌクスペヌス】→【新芏ワヌクスペヌス】から保存するこずができたす。もし觊っおいるうちにパネルが散らかっおしたっおも、「ワヌクスペヌスのリセット」を行うこずでい぀でも元の状態に戻せたす。より気に入った配眮ができたら、改めお「新芏ワヌクスペヌス」を䜜っお曎新しおいけばOKです。

他のワヌクスペヌスに切り替えおも、珟状のワヌクスペヌスの倉曎状態は維持されたす。䟋えば、ワヌクスペヌスAで新しいパネルを出したり配眮を倉えおも、その状態は切り替えによっお砎棄されたせん。ワヌクスペヌスAの最初の配眮に戻したい堎合は、「メむンメニュヌりィンドり」→「ワヌクスペヌス」→「リセット」で、保存した状態に戻すこずができたす。


䜿いやすい単䜍衚瀺に倉える

印刷業界では、文字呚りの単䜍にQや歯ずいった専門的な単䜍が䜿われるため、Indesignではこれがデフォルトになっおいたす。もしこれを倉えたい堎合は、環境蚭定から単䜍を任意のものに倉曎するこずができたす。


凊理を軜量化するオススメの蚭定

⬇ Indesignには、プリフラむトずいうデヌタチェックの機胜があり、デフォルトではこれをリアルタむムで行うように蚭定されおいたす。最終デヌタの䜜成時、プリフラむトは必須の工皋ではありたすが、垞に行う必芁もありたせん。「プリフラむトパネル」にあるチェックボックスをオフにするこずで、マシンぞの負荷を軜枛できたす。
たた、レむダヌパネルのペヌゞのサムネむルも、マシンに負荷をかける原因です。䟿利な機胜ですが、オブゞェクトやペヌゞ数の増加に比䟋しお凊理も重くなっおしたいたす。オフにしたい堎合は、「レむダヌパネル」の右䞊のメニュヌから「パネルオプション」を衚瀺し、サムネむルのチェックボックスを倖しおください。


⬇ 衚瀺画質を倉曎するこずで、マシンぞの負荷を調敎するこずができたす。衚瀺画質には「高速」「䞀般」「高画質」の぀のモヌドがあり、【メむンメニュヌ衚瀺】→【衚瀺画質】から切り替えるこずができたす。基本的には「高画質」が理想的ですが、ほずんどの堎合は「䞀般」でも問題の無い画質が埗られたす。凊理が思いず感じたら、衚瀺画質を「䞀般」に倉曎しおみたしょう。逆に、画像の荒さが気になる堎合は、「高画質」に蚭定するこずで改善できたす。ちなみに「高速」は、画像を䞀切衚瀺しない、凊理速床に特化したモヌドになりたす。

⬆ 芋本の画像では、わかりやすくするために極端な画質にしおいたすが、実際にはそこたでの差がでないこずも倚いです。自分の目で確かめながら、衚瀺画質を蚭定しおみおください。


⬇ 衚瀺画質の「高速」「䞀般」「高画質」のそれぞれは、【メむンメニュヌIndesign】→【環境蚭定】→【衚瀺画質】からカスタムするこずができたす。

⬆ 衚瀺画質の項目では、文字の「グリヌキング」を調敎するこずもできたす。文字の「グリヌキング」ずは、画面での文字衚瀺が、どこたで小さくなったら簡易衚瀺グレヌに切り替わるかずいうボヌダヌラむンの蚭定です。数倀を小さくすれば瞮小衚瀺に耐えやすくなりたすが、その反面、凊理が重くなっおいきたす。小さな文字が簡易衚瀺になっおしたうのを避けたい堎合は数倀を䜎くし、マシンぞの負荷を䞋げたい堎合には数倀を高くしたしょう。


䜜業環境に関わる機胜の䞭でも、有効性や䜿甚頻床が高いものをピックアップしたした。特に「衚瀺モヌド」の切り替えは基本的な機胜で、䜜業をスムヌズに進めるのに圹立ちたす。パネルドックのカスタムも、玠早く目的の機胜ぞアクセスするために効果的な機胜です。各皮パネルの操䜜を理解し、コントロヌルパネルず䜿い分けながら、自分のなりのワヌクスペヌスを構築しおいきたしょう。