JRガンダム

Modeling

今回は、JR東日本のスタンプラリー賞品として配布された限定ガンプラ「1/144 RX-78-2 ガンダム E235系 JR東日本専用機 Ver.」を制作しました。レアなキットではありますが、知り合いから譲り受けたものということもありますので、しっかり製作させていただこうと思います。



キット概要

ベースとなっている「1/144 RX-78-2 ガンダム 組み立て体験Ver.」は、本来はプラモデルの作りやすさや魅力を体験してもらうため、各種イベントのワークショップなどで無料配布されている非売品キットです。市販のHG(ハイグレード)シリーズと比べてパーツ数を大幅に削減した簡略構造になっており、短時間で手軽に組み上げられるのが特徴です。

2枚のランナーで完結する超簡略版ガンプラ。

今回のJR東日本専用機Ver.は、その体験会キットをベースにしつつ、山手線E235系をモチーフにした独自の成型色と専用のマーキングシール(デカール)を追加した特別な限定仕様となっています。

というわけで、パチ組みしたのがこちら。あくまで組み立て体験Ver.ということもあり、かなり割り切ったパーツ分けとなっています。ビームライフルはガッツリ肉抜き状態となっており、スカートが1パーツのため、太腿はほとんど動きません。しかし、プロポーションは十分にかっこいいですので、ワークショップなどでこれをサクッと組み立てられれば、満足度は高そうですね。


肉抜き穴を埋める

せっかくの限定キットなので、今回のは、可能な限りキットの素性を生かすという方向でいきたいと思います。
とはいえ、最低限の下処理はしておきます。以下の5パーツにエポキシパテを充填し、ヤスリで整形します。ビームライフルはディティールを掘り直したほうがよいのですが、今回はこのまま行きたいと思います。


後ハメ加工

次に、合わせ目消しの為の「後ハメ加工」をしていきます。といっても、私が見る限り、それが可能なのは股関節やスカートの部分だけのようでした。

色分け部分が1パーツで挟み込む形になっているので、それらを分割します。後からはめ込むことができるので、塗装が容易になります。

股関節のパーツも、フックとなる部分(凹部)をカットすれば、塗装後に股関節ごとハメ込むことができます。

胸部パーツは、排気口と肩関節のジョイントが挟み込みになっています。マスキングと後ハメ加工で対応することもできますが、ここは段落ちモールド処理することにしました。ダンモはやはり便利ですね!

アンクルアーマーは軸になるピンを少しカットすれば、あとから強引にはめ込むことができます。


マスキング

問題は腕や足の関節です。いわゆるモナカ構造となっており、後ハメ加工が困難です。C字カットでは耐久力が確保できないため、マスキングで対応するしかなさそうです。
まずは関節部パーツを塗装し、挟み込む前にマスキングテープで包んでいきます。軸部分の周囲は隠れる箇所なので、そこまで神経質になることはないですが、不安であれば丸型のマスキングテープを半分にカットして使用すれば安全です。

塗装後、マスキングテープは引き抜いて剥がす感じになるため、どの位置からテープを剥がすのかを意識しつ、テープを貼っていく必要があります。

残るは頭部ですが、これもマスキングの方がおそらく早いです。内部パーツを事前に塗装し、挟み込んで接着します。この手の細かいパーツは、マスキングのテープの厚みなどで塗装が邪魔されるケースもあるため、外装パーツ(緑の部分)も事前に塗装しておくと安心です。

他にも、足首・太ももの付け根・首・股間のV字・フィストガード・ビームライフルのターゲットスコープはマスキングとなります。


マーキングシール

合わせ目消しと塗装が終われば、あとはシールを貼るだけですが、これが結構厄介です。
ガンプラのシールは粘着力が非常に高いため、位置合わせに失敗するとやり直しが効きづらく、かなり絶望的な状態になります。そのため、シールを貼るパーツに、事前に水を塗布する方法がオススメです。

パーツとシールの粘着面に水を含ませることによって、一気にペタッと貼り付いてしまうことを防ぎ、多少の位置修正が効くようになります。位置が決まれば、綿棒などで水と空気を押し、密着させます。乾燥すればシールの粘着力が復活するので、綺麗に貼ることができます。

シールを貼り付ける面は、クリアコートなどでできるだけ平滑にしておくとベターです。
シールは非常に分厚い為、水転写デカールと比較するとどうしても段差が目立ってしまいます。

あとは墨入れや部分塗装を行い、コーションデカールを追加すれば完成です!


完成

全体として標準的で違和感の無いプロポーションです。古風すぎず、かといって極端なアレンジも入っていない、これぞガンダムといった感じですね。もっと手を入れた方が良さそうな箇所はありましたが、せっかくの限定品なので、そのまま楽しませていただきました。貴重なキットを譲っていただいたMさん、本当にありがとうございました!